空の上、ずーっと上をじっと見つめていた。ひらひらと雪が降りてきて、頬を濡らした。冬は毎日雪が降る。それが日常になると、雪が降らないことが安易に想像できなくて、どんな冬の日を過ごしていたのか、薄れゆく記憶の中で曖昧に思い出していた。神さまは…
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