2012-01-01から1年間の記事一覧

厳しい寒さ到来

あんなに街を賑わせたChristmasはすっかり終わり、年末に向けて一気に加速態勢。今夜は旦那の友達が遊びに来るかもしれない予定。ご飯は食べてくるし、きっとデザートだって食べてくるし、何を出そうかな。昨日の夜言われたもんだからバタバタで、いつも間際…

雪の結晶

朝が来るとそっとカーテンを開けて雪の様子を見るのが日課になった。窓から伝わる冷気から寒いことは分かっていたけれど、外に出ると顔に冷気が突き刺さった。気温は−5度。寒いときには−10度にだってなるらしい。 車を走らせると、サイドの窓にいっぱいの雪…

私の部屋

しばらくぶりに育った街に帰ると、見慣れた風景と空気があった。街のあちらこちらが変わっていないか車の窓から覗き込む。街も家も人も、皆一様に少しずつ歳を重ねているが、まだまだ現役みたいだ。 自分の部屋に入ると、頭のてっぺんから足のつま先まで、す…

さらさら

空港に向かうバスは高速道路を一定速度で前へ前へと進む。窓から見える景色は、かつて何度も乗ったバスからの景色と変わらなく見えた。時折見える北海道の地名を記した看板を除けば、このままあの場所まで行けそうな気配すらある。 ここに来て買った冬の靴は…

初雪が降って

街が真っ白にそまる頃、思い出すのは高校時代。高校の担任の先生がクラスのみんなにChristmas songのいっぱい詰まったMDをプレゼントしてくれたんだ。今でも大切な大切な宝物。 中でも、KENNY G の「AWAY IN A MANGER」は、初めて聴いたときあまりのサックス…

赤いマフラー

降るよ降るよと言われてた雪はとうとう降らないまま朝になって、その代り、凍てつくような空気がまとわりついてきた。手袋の中まで入りこんできた空気を捕まえると、これからやってくる冬の厳しさを少しだけ教えてくれた。 カフェからみる人波も疎らで俯きが…

ひだまり

北海道の秋は、冬みたいな日と、雲一つない青空の日があるようだ。休日の道は渋滞ばかりで時計を見るといつもより秒針が早く動いてる気がした。子どもの頃は大人になっても、ずーっと関東のどこかに住むものだと思ってた。自分の育ったところから引っ越すこ…

引き出し

立冬を終えた空気は、それまでのとは違うみたいにピンと張りつめていて、真っ白な息がマフラーのかすかな隙間からこぼれた。 何やってるんだろう。思っても仕方のない人のことを思い、思っても変わることのない過去を見つめてる。 あの日、確かに感じた瞳の…

ちぐはぐ

慌てて準備をして家を出ると、コートとスカートがまるで喧嘩してるようにちぐはぐで、戻ろうかと思ったけど、そのまま歩き出した。 平日の出勤を終えた時間の電車はそれほど人はいなくて。余計に自分の格好が浮いて見えた。おなじことを考えてはダメだよと言…

雨の日

こんな寒々とした秋雨の日には、ショパンが弾きたくなる。今日はバラード4番を弾きたい気分で雨音を聴きながら弾いていたら、急に切なくなってエチュードに切り替えたけど、どんなに軽快なキラキラしたアルペジオを弾いても、mollの曲にしか聴こえなかった…

秋の終わり

季節が巡るのは意外に早いもので、北海道の秋は終盤。 木の葉が風に身を委ねるように、くもりの空は晴れにはならないけれど、決して気持ちに連動してるわけじゃないよって、そんなこと分かっている。 あのまま引っ越さずにいても、すべてが良かったわけじゃ…

待ち時間

長いこと待ってると、妊娠した人から言われた一言に傷つくもんだなぁ。 日々を平静に受け止めて、穏やかな気持ちになりたい。 多少のことではもう期待しないことにした。 いつか来てくれるよね? その日を信じてるよ。

366日

はじめて「366日」を聴いたとき、忘れようとしてた想いが一瞬にして心の中をいっぱいにした。いろんな困難がある今でも、時は流れるもので、笑ってても泣いててもね。がんばってやっていこうと決めた少し後のことだった。朝、突然のメール。ただの・・・ただ…

8月

外は快晴。久しぶりの爽やかで涼しい日なのに、もやもやする。ふらりと道を歩いて見つけたパン屋さんは、甘く焼き立てパンの匂いがした。 もしかし・・・なくても、引きずってるんだね。 自分でよく分かっていること。 さよならなのに、さよならできてない。…

それぞれ夫婦

友達夫婦と再会。相変わらず、仲良し。夫婦よりも、カップルのようで。 でも、心にしまっておいた話を少しだけオープンにしたら、否定されるどころか、自分が正しく思えた。 そして、自分が間違ってはいないと、そんな風にさえ思えた。 これでよかったんだ。…

さみしい夜

友だちから、結婚の報告。突然の知らせに驚いた。おめでとうよりも、さみしいって気持ちでいっぱい。時は止まったり、戻ったりすることはない。ただ、平等に同じはやさで流れていくだけ。楽しかったあの頃に戻ることはできないんだよ。 そして、時には心の奥…

北海道な日々

北海道に引っ越して二か月が過ぎた。 いろんなことに、区切りがついてスタートラインに立ってる。これから、どのコースを走りたいのか決められずに何度も靴ひもを結びなおしている。 一つ言えることは、本州と北海道は離れていること。陸が繋がってないだけ…

別れの日

別れの時が近づいた。最後の機会。 覚悟を決めていったのに、送別会を開いてくれるということに。はっきり返事をすれば良かったけど、急な話に照れてしまい、少し控えめな返事に。でも、そのうち連絡があるってことで待っていたら、どうやらなさそうな雰囲気…