上と下

仕事探しをやめようかなとも思う。弱気な自分は気持ちがエレベーターのように上と下を行ったり来たり。最後はどの階で降りるんだろう。 雪の日が続いてる。雪なのに、妙に晴れの日が多かったり、空が明るかったりして、空はを見上げて不思議に思う。どっちに…

決まっていること

いいことと、そうでないことは、誰にでも平等にやってくると信じるよ。数や比率に多少誤差があっても、きっと。 そして、繰り返しやってくるいいこと、そうでないことに泣いたり笑ったりしながら生きている。 今度やってくるのは、いいことの方だよね。 週末…

外と中

しばらくぶりに、外に出た気がする。家の中の暖かさで、すっかり外の気温を忘れていたようだ。手袋や耳あてもせず外に出ると、眩しい太陽とは裏腹に、肌を突き刺すような冷気が胸に突き刺さった。 ここは、真冬の北海道。 マイナスなんて当たり前で。太陽の…

厳しい寒さ到来

あんなに街を賑わせたChristmasはすっかり終わり、年末に向けて一気に加速態勢。今夜は旦那の友達が遊びに来るかもしれない予定。ご飯は食べてくるし、きっとデザートだって食べてくるし、何を出そうかな。昨日の夜言われたもんだからバタバタで、いつも間際…

雪の結晶

朝が来るとそっとカーテンを開けて雪の様子を見るのが日課になった。窓から伝わる冷気から寒いことは分かっていたけれど、外に出ると顔に冷気が突き刺さった。気温は−5度。寒いときには−10度にだってなるらしい。 車を走らせると、サイドの窓にいっぱいの雪…

私の部屋

しばらくぶりに育った街に帰ると、見慣れた風景と空気があった。街のあちらこちらが変わっていないか車の窓から覗き込む。街も家も人も、皆一様に少しずつ歳を重ねているが、まだまだ現役みたいだ。 自分の部屋に入ると、頭のてっぺんから足のつま先まで、す…

さらさら

空港に向かうバスは高速道路を一定速度で前へ前へと進む。窓から見える景色は、かつて何度も乗ったバスからの景色と変わらなく見えた。時折見える北海道の地名を記した看板を除けば、このままあの場所まで行けそうな気配すらある。 ここに来て買った冬の靴は…

初雪が降って

街が真っ白にそまる頃、思い出すのは高校時代。高校の担任の先生がクラスのみんなにChristmas songのいっぱい詰まったMDをプレゼントしてくれたんだ。今でも大切な大切な宝物。 中でも、KENNY G の「AWAY IN A MANGER」は、初めて聴いたときあまりのサックス…

赤いマフラー

降るよ降るよと言われてた雪はとうとう降らないまま朝になって、その代り、凍てつくような空気がまとわりついてきた。手袋の中まで入りこんできた空気を捕まえると、これからやってくる冬の厳しさを少しだけ教えてくれた。 カフェからみる人波も疎らで俯きが…

ひだまり

北海道の秋は、冬みたいな日と、雲一つない青空の日があるようだ。休日の道は渋滞ばかりで時計を見るといつもより秒針が早く動いてる気がした。子どもの頃は大人になっても、ずーっと関東のどこかに住むものだと思ってた。自分の育ったところから引っ越すこ…

引き出し

立冬を終えた空気は、それまでのとは違うみたいにピンと張りつめていて、真っ白な息がマフラーのかすかな隙間からこぼれた。 何やってるんだろう。思っても仕方のない人のことを思い、思っても変わることのない過去を見つめてる。 あの日、確かに感じた瞳の…

ちぐはぐ

慌てて準備をして家を出ると、コートとスカートがまるで喧嘩してるようにちぐはぐで、戻ろうかと思ったけど、そのまま歩き出した。 平日の出勤を終えた時間の電車はそれほど人はいなくて。余計に自分の格好が浮いて見えた。おなじことを考えてはダメだよと言…

雨の日

こんな寒々とした秋雨の日には、ショパンが弾きたくなる。今日はバラード4番を弾きたい気分で雨音を聴きながら弾いていたら、急に切なくなってエチュードに切り替えたけど、どんなに軽快なキラキラしたアルペジオを弾いても、mollの曲にしか聴こえなかった…

秋の終わり

季節が巡るのは意外に早いもので、北海道の秋は終盤。 木の葉が風に身を委ねるように、くもりの空は晴れにはならないけれど、決して気持ちに連動してるわけじゃないよって、そんなこと分かっている。 あのまま引っ越さずにいても、すべてが良かったわけじゃ…

待ち時間

長いこと待ってると、妊娠した人から言われた一言に傷つくもんだなぁ。 日々を平静に受け止めて、穏やかな気持ちになりたい。 多少のことではもう期待しないことにした。 いつか来てくれるよね? その日を信じてるよ。

366日

はじめて「366日」を聴いたとき、忘れようとしてた想いが一瞬にして心の中をいっぱいにした。いろんな困難がある今でも、時は流れるもので、笑ってても泣いててもね。がんばってやっていこうと決めた少し後のことだった。朝、突然のメール。ただの・・・ただ…

8月

外は快晴。久しぶりの爽やかで涼しい日なのに、もやもやする。ふらりと道を歩いて見つけたパン屋さんは、甘く焼き立てパンの匂いがした。 もしかし・・・なくても、引きずってるんだね。 自分でよく分かっていること。 さよならなのに、さよならできてない。…

それぞれ夫婦

友達夫婦と再会。相変わらず、仲良し。夫婦よりも、カップルのようで。 でも、心にしまっておいた話を少しだけオープンにしたら、否定されるどころか、自分が正しく思えた。 そして、自分が間違ってはいないと、そんな風にさえ思えた。 これでよかったんだ。…

さみしい夜

友だちから、結婚の報告。突然の知らせに驚いた。おめでとうよりも、さみしいって気持ちでいっぱい。時は止まったり、戻ったりすることはない。ただ、平等に同じはやさで流れていくだけ。楽しかったあの頃に戻ることはできないんだよ。 そして、時には心の奥…

北海道な日々

北海道に引っ越して二か月が過ぎた。 いろんなことに、区切りがついてスタートラインに立ってる。これから、どのコースを走りたいのか決められずに何度も靴ひもを結びなおしている。 一つ言えることは、本州と北海道は離れていること。陸が繋がってないだけ…

別れの日

別れの時が近づいた。最後の機会。 覚悟を決めていったのに、送別会を開いてくれるということに。はっきり返事をすれば良かったけど、急な話に照れてしまい、少し控えめな返事に。でも、そのうち連絡があるってことで待っていたら、どうやらなさそうな雰囲気…

くるま

急なタイミングで、けれど、車を手放すかどうかを考えてたときに、いい話が。双方にとって好条件。けれど、あと一歩が踏み出せない。とても気に入ってる車を手放すのが寂しくて。一緒に走ってきた6年間。どうしようかな。

少しだけ

夢を見てもいいよね。ほんの少しだけ。一番大事なことが何かは分かっているよ。指折り数えてきた日々も、もう終楽章まで来てしまった。後は、数える間もないくらいに早いのだろう。気持ちの切り替えは、どうしてこんなに難しいのだろう。チョキっと糸を切る…

親友の結婚式

高校時代からの親友が結婚した。彼女の16歳から、ずっとを知っている私には、よかったねって気持ちと、遠くに行ってしまう寂しさとが交差して、不覚にも泣いてしまった。結婚式には、なつかしい顔が一同に揃い、中でも、高校の担任の先生とはたくさんお話が…

人が生きているということ

大変な苦労をした人の話を聞くと、その人の苦労はとても稀に起こる話のような気がしていたけれど、生きていれば、誰でもいろんな苦労があるのだなと分かった。それは、他人事ではないんだと気づいた。みんな様々な苦労を抱えて、でも、一生懸命に生きている…

気にしなければ

気にしなければ、気にならない。けれど、ほんの少し気持ちを持って行くだけで、心の音が高なり始める。何してるんだろう私。気になったって仕方ないのに。違うことをして、夢中になって、違うことを考えることが必要なんだよ。そんなこと分かってる。

声と音

初めての夜のcafe&barでのライブは、大人の青春の風景だった。経験したことのない雰囲気の中でピアノを弾くのは、容易なことではなく、久しぶりに緊張してしまった。けれど、共演者が私に花を持たせてくれるような演出をしてくれ、お客さんが便乗して盛り上げ…

秋の訪れ

父、母、姉と過ごす貴重な夜。時代はスピードを緩めることなく、きれいに流れゆく。子どもの頃は、早く大人になりたくて、ひたすら願っていた。あの頃は、あの歳なりのいろいろがあったけれど、過ぎてしまうと、それは全てきれいな思い出。でも、この先も決…

夢のつづき

二重時差ボケにはまだ体がついて行かないようだったけど、見た夢さえ覚えていないほど、深い眠りに落ちていた。私はひどく疲れているのだと思うより他はなく、現実の抜け殻がそこにあった。いずれにしても、まだ時間はかかるけれど、しっかりと胸に抱き留め…

すれ違い

感傷的になってしまうのは、季節のせい?悲しくなるのは、悲しい音楽を聴いているせい?分からないけど、自分がいっぱいいっぱいで。心が破裂しそう。頑張ってるのに。旦那の一言が突き刺さった。 前だったら、言い返してたけど、口から言葉が出てこなかった…